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『私は貝になりたい』※ネタバレ注意!

2008年11月21日
NikiNiki会員 ももさんの日記から


テレビの予告編、映画館での予告編を見るたびに
早く見たくてたまらなかった作品の一つ。

あらすじは知っていても、物語の展開にひょっとして・・・という
あり得ない期待を持ってしまい、ラストシーンでは涙してしまいました。


【あらすじ】

「戦犯容疑で逮捕します」
豊松にとってその言葉は、まさに青天の霹靂だった・・・。


本土防衛のために従軍していた清水豊松(中居正広)は、
終戦を迎え家族の元へと帰ってきた。

平凡でも幸せな家族との日々を営もうとしていた矢先、B・C級戦犯として逮捕されてしまう。豊松の銃剣がアメリカ兵捕虜の腕をかすめたというのだ。

それだけのことにもかかわらず、裁判で下されたのは死刑の宣告だった。
(シネマトゥデイ)



愛する妻と、可愛い長男の三人で暮らしていた豊松にもたらされた
一通の赤紙。

赤紙が届けられると同時に、
「おめでとうございます」
の言葉が発せられる時代って、今の平和な時代からは想像だに出来ません。

自分の大切な人が二度と戻ってこられないかもしれない。
お国のために命をかけて頑張って来いなどと絶対に理不尽なことだと思うのです。

でも、その時代は、それが世間の常識だったんですよね・・・


戦争という異常な状況下で起こった悲劇。
本人は全く身に覚えのないことなのに
言葉の通じない裁判と国民性の違い故に下された理不尽な判決。

全ての状況が、まるで自分の近くに起こった出来事であるかのように思えて、
見ていて凄く腹が立ってしまいました。


豊松の判決が不当であるということで再審請求に向けて
動き出している様相を見せるのですが、
そこに待ち受けていたの受け入れ難い運命・・・。


人間世界の理不尽さと対照的に映ったのは、
海、空、山といった自然の営みの雄大さや美しい姿。
物語の節目節目で四季折々の姿が描かれていて
とても印象的でした。


物語のクライマックスは、
豊松が家族にあてて書いた遺書。


「せめて生まれ代わることが出来るのなら……
いゝえ、お父さんは生れ代わっても、もう人間になんかなりたくありません。

人間なんて厭だ。牛か馬の方がいゝ。

……いや牛や馬ならまた人間にひどい目にあわされる。

どうしても生まれ代わらなければならないのなら……いっそ深い海の底の貝にでも……

そうだ、貝がいゝ
貝だったら、深い海の底の岩にへばりついているから、何の心配もありません。

兵隊にとられることもない。戦争もない。
房江や、健一のことを心配することもない。

どうしても生まれ代わらなければならないのなら、私は貝になりたい……」




主演の中居君の遺書の朗読、じ~んと心に響きました。

さて、この「私は貝になりたい」の映画ですが、
坊主頭の方は1800円の入場料が1000円になるという
Bouz<坊主>割引が実施されるそうですよ!!




◆『私は貝になりたい』は、TOHOシネマズ与次郎鹿児島ミッテ10で11/22(土)より公開です。

◆『私は貝になりたい』公式サイト: http://www.watashi-kai.jp/


Posted by kts-conweb at 13:40│Comments(0)ももさんの日記
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