WHAT'S NEW かごしまは、鹿児島のあらゆる新鮮な情報を集めてご紹介しています。

『人間失格』※ネタバレ注意!

2010年03月02日
NikiNiki会員 ももさんの日記から


さらっとした文章を好む私にとって、太宰小説は、どちらかというと苦手な部類。
原作も学生時代に読んだと思うのですが、あまり良く覚えてないんです。

主演がジャニーズの生田斗真。
アイドルを使っての文学作品をどう描くのかと言うことに興味があって
見てみました。

【あらすじ】
議員の父親を持ち、津軽では有名な資産家の御曹司・葉蔵(生田斗真)は人間関係がうまくいかず、周囲に溶け込むためにわざと失態を犯して笑いを取る日々を送っていた。

高校に入った葉蔵は遊び人の堀木(伊勢谷友介)や詩人の中原中也(森田剛)と出会い、酒や女におぼれる放蕩(ほうとう)生活を送るようになって、精神的に疲弊していく。(シネマトゥデイ)



時代背景は、日本が太平洋戦争に突入する以前の時代。
綺麗に着飾った着物を着た沢山の女の子に囲まれ
誕生日の記念撮影をする主人公の葉蔵。

幸せなはずの彼なのに、
豪華に飾られている誕生日の飾り付けを見て
彼が発する言葉がその後の彼の人生を象徴しているのです。

葉蔵の生きることに対する姿勢。
酒におぼれ、言い寄ってくる女を手玉に取り
退廃的な生活を送る姿。

その暗いトーンと何とも言えない絶望感漂うシーンの数々。

太宰の分身とも言える主人公の行動一つ一つを見るにつけ
その後、太宰自身が大学時代から自殺を繰り返し、
やがて入水自殺を果たしたことを知っている我々にとっては
そこに至る彼自身心の葛藤の一つ一つを見せつけられているようで
ちょっと息苦しい気持ちになりました。


女性が惹かれてしまう葉蔵の独特の魅力を、
生田斗真という役者は見事に演じていたように思いました。

寺島しのぶ、大楠道代、室井滋、そして三田佳子。
特に、三田佳子の真っ赤な口紅の色が印象的でしたね。

昨年見た、「ヴィヨンの妻」の描く太宰ワールドと
やはり重なるものがありますが
こちらのほうが、かなり重苦しく感じました。


生田くん、テレビドラマなんかよりもずっとずっと良かった!!
アイドルを起用してるから・・・とバカにしてちゃいけませんね(;^ω^)
今度改めてじっくりと本を読んでみたくなりました。


▼『人間失格』公式サイト
http://www.ns-movie.jp/

▼『人間失格』は、鹿児島ミッテ10で上映中です。


Posted by kts-conweb at 14:00│Comments(0)ももさんの日記
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
 

▲ページの先頭へ戻る